隣接する類義語、対義語。曖昧にされたそれらの語を並べること。そうすることで、何か見えてくるものがあるかもしれない。この記事では、上記の語に関わる言葉を見つけ次第、この場に追加していこうと思う。
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《あなたに映る青(オレンジ)の残像》 2000年
[description: スポットライトの光は壁面にオレンジの矩形を生み出し、15秒後に消失する。補完的な「残像」は同じ表面に現れる。オレンジの光の場合では、残像は青になるが、オレンジの残像を生み出す青い光源の第二作品も制作されている。それは異なった場所に、同時にあらわれることができる。(『Olafur Eliasson, Your Lighthouse: Works with 1991-2004』、ハッチェ・カンツ、2004年。なおこの作品は早川ギャラリーが所蔵している。)]
この二重に見える現象の使用を重要視する理由は、自らが見ていること〔or状態〕を見る――もしくは第三者的に自らを見ること、また実際には私たち自身から離れて、人工的な装置全体を見るという、そんな能力のことを考えているからです。主観と客観――そういった特有の質が、自らを批評する能力を私たちに与えるのです。最終的な狙いはこのことにあると私は考えています。つまり、この主題が批評的な位置を与え、この視点のなかで、自らの位置を批評する能力を与えるのです。
ステレオスコープを覗く者は模像 としての〔原物 との〕同一性を目にするのでも、
〔室内から外界を覗く際の〕窓枠にも似た
フレームによって保証された凝集性のある空間を見るのでもない。
むしろ、現れてくるのは、二つの 非同一なモデルへと断片化したかたちで
すでに複製された世界を、
技術的に再構成した像であり、
その二つのモデルは、
それらを最終的には
統一的で触感的なものとして知覚するという経験に、
完全に先行して存在しているのである。
量子論を理解できていると考えていること自体が、
量子論を理解できていない証拠である。
少なくもそれがポッシブルである。瑣末なことだが、音の運びが面白い。森鴎外「魔睡」
明けましておめでとうございます。
今年はたぶん、転機になるかもしれません。
いや、そうしたい、そして良い転機を、と願って。
昨年は大変お世話になりました。
引き続き今年もArtopeをよろしくお願いいたします。Sai